【1日1押】頭皮のツボの場所と効果
頭皮マッサージに欠かせないツボ押し
東洋医学の経絡療法に用いられるツボ押し。
東洋医学には『気と血の流れを整え自然治癒力や免疫機能を向上させる』という考え方があり、
そのための方法として鍼灸やツボ押しが取り入れられています。
人間の体には【経絡(けいらく)】と言って気と血(エネルギー)の通り道があり『ツボ』と呼ばれるのは
エネルギーの通り道にあるポイントのことを言います。
私たちの頭皮にもこの【ツボ】がたくさんあり、指圧によって刺激をすることで様々な効果が得られます。
今回はそんな【頭皮のツボの場所と効果】についてお伝えしていきます。
頭皮のツボ一覧
さっそくですが上記の図が頭皮の代表的なツボです。
ご覧のように頭皮にはたくさんのツボがあり、その効果は頭皮の血行を良くするだけでなく、
肩こりやストレスの緩和など全身に及びます。
全部覚えるのは大変なので、ここでは頭皮マッサージの際にオススメのツボをご紹介いたします。
頭皮マッサージにオススメのツボ5選
頭皮のツボの中でも覚えやすく分かりやすい効果がある場所はこの5点です。
①ヒャクエ(百会)
ヒャクエは顔を正面からみた正中線と左右の耳をつないだ線が交わるところ。
ほぼ頭皮のてっぺんにあります。
このツボは『万能のツボ』と言われていて頭皮全体の血行促進の効果があります。
②タイヨウ(太陽)
タイヨウはこめかみにあるツボのことを言います。
頭痛がする時はこのツボを押すと痛みが和らぎます。
また、目尻のしわ予防や、眼精疲労の改善にも効果的
③カクソン(角孫)
耳の付け根の上にある少し凹んだポイントがカクソンです。
小顔効果があると言われています。
また目が大きくなるとも言われているので、疲れ顔のリフレッシュにも効果的です。
左右のカクソンを挟み込むように指圧します。
④カンコツ(完骨)
耳のすぐ後ろの出っ張った骨の膨らみの下の後ろ側にあるツボです。
抜け毛防止のツボと呼ばれ、頭皮の血行をよくします。
興奮状態を抑える作用があり体と心をリラックス状態に導きます。
⑤アモン(亜門)
首と頭の付け、中心部分にあるくぼみにあるツボがアモンです。
安眠効果があり、自律神経の調整効果があります。
代謝を上げる作用もあるので寝る前に指圧するとゆったりと深い眠りに入れると言われています。
頭皮のツボ押しは気持ち良く
ここからは自分で頭皮のツボ押しをする時のポイントをご紹介します。
①ツボ押しは指の腹を使う
頭皮のツボを押すときは指の腹を使って集中的にポイントで圧を加えます。
爪を立てると皮膚に負担がかかってしまうので指の腹を使うことを意識しましょう。
②指圧の力は3〜5キロ
ツボ押しをする時は3〜5キロの力加減がいいとされています。
痛すぎず、弱すぎず、心地よい刺激を感じる程度の力で行いましょう。
③ゆっくりと押す
ツボに指を置いたら、ゆっくりと力をこめましょう。
ゆっくり押して、3秒程度圧を加えたら同じようにゆっくりと力を抜いていきます。
④引き上げるように指圧
頭皮のツボを刺激する際につい下に力を入れてしまいがちです。
ですが、それではおでこや目尻のシワを作ってしまいます。
リフトアップを意識して、上に引き上げるように指圧をしましょう。
これらのポイントを意識しながら一点につき3回くらい繰り返して行うと効果的ですよ!
頭皮のマッサージは毎日の積み重ねで違いが出てきます。
ぜひおうちでのシャンプー中や、ちょっとした空き時間にツボ押しをしてみてくださいね!
ツボ押しを含めた簡単な頭皮マッサージの方法もご紹介しているのでよかったら参考にしてくださいね!