【白髪染め 】白髪が染まりにくい理由と上手に染めるコツ【ホームカラー 】

ヘアカラー, ヘアケア, 解説

白髪は黒髪よりも染まりにくい?!

白髪 染まりにくい
在宅時間が増えている今、自宅でカラーをしている人が多くなっています。
美容室でカラーができれば一番ですが、頻繁に白髪染めをするとなると費用面や時間の確保が難しいこともありますよね。
そんな時に役に立つのがドラッグストアで売っている市販のカラー剤。
コロナ禍では自宅染め用のカラー剤やカラートリートメント関連の製品が売上を伸ばしているのだそうです。
自宅で手軽に染められるので愛用している人もたくさんいるはず。
ですがホームカラーでは必ず出てくるお悩みもあります。

  • 髪が傷む
  • 希望の色にならない
  • 染まりムラができる

などなど。
特に染まりムラに関しては『白髪が染まっていない』『根本が明るいのに毛先が暗い』など仕上がりに対する不満の声をよく聞きます。
それもそのはず。
実は白髪はもともと黒髪よりも染まりにくい性質を持っているのです。
そこで今回は白髪が染まりにくい理由とホームカラーでもムラなく白髪染めをする方法を合わせてご紹介いたします。
これから自宅でカラーをしようと思っている人はぜひ最後まで読んでくださいね!
 

白髪が染まりにくいのはどうして?

白髪 自宅染め
まず黒髪に比べて白髪が染まりにくいのは白髪染めをしている人ならなんとなく体感で知っていると思います。
実は黒髪と白髪は同じ髪の毛でもその中身に違いがあります。
ここからは髪質の違いと染まりにくい理由をお伝えします。
 
 

白髪が染まりにくい理由① 脂質が少ない

白髪 乾燥
白髪は黒髪に比べて髪の中の脂質が少ない傾向にあります。
この脂質というのはヘアカラーの薬剤が髪の内部に浸透するために必要で染まり具合に影響を与えています。
というのもヘアカラーの薬剤は髪の中にある脂質を通り道にして内部に浸透していくから。
下の図は髪の毛を輪切りに表したもの。
白髪染め 仕組み
この図のように髪の中にはタンパク質の間に脂質が張り巡らされています。
ヘアカラーはこの脂質を通り道にして内部に浸透し発色しています。
髪 脂質 ヘアカラー
以上のことから脂質の少ない白髪は、脂質の多い黒髪に比べてカラー剤が浸透しずらく、深部まで染まりにくいという性質があります。
 
 
 

白髪が染まりにくい理由② 金属物質が少ない

白髪 黒髪 メラニン量
白髪が染まりにくい理由のもう1つは白髪そのものがカラー剤と反応しにくいという性質があるから。
人の髪の毛の中には『メラニン』や『銅イオン』などの金属物質があります。
カラー剤はこの金属物質が多いと化学反応を起こしやすく、しっかりと発色します。
黒髪の中にはメラニンなどの金属物質が多く、白髪には少ない。
そのため白髪は黒髪に比べてカラー剤が発色しづらく染まりにくい、というわけです。
 
 

『太さや硬さは関係ないの?』

白髪 黒髪 違い
ちなみに「白髪は太い」「白髪はキューティクルが多い」という話をよく聞きますが、実際には黒髪と比べて大きな差はないようです。
ただ白髪は脂質が少ない分、乾燥して硬くなりやすいので立ち上がりやすいという性質はあるようです。
たくさんの黒髪の中で少しの白髪は目立ってしまうのでそういった話が出てきたのかもしれませんね。
 
 
 

白髪をしっかり染める方法

ホームカラー コツ
白髪が染まりにくい理由はわかっていただけましたか?
ここからはホームカラーでも白髪をムラなく染める方法をご紹介します。
カラー剤を流す時にしていただく方法ですので参考にしてみてくださいね。
カラー剤を塗る手順や塗布方法についてはコチラ! ホームカラーで失敗しないコツ
 
 

①流す5分前にコーミング

白髪染め 頭皮 かゆい
ヘアカラーの放置時間が終了する5分くらい前にラップを外し、目の荒いクシでコーミングをしましょう。
ヘアカラーは酸素と触れて酸化することで発色します。
髪が空気と触れるように軽くクシを通してさらに時間をおくと染まりが深くなります。
※カラー剤に触れている髪はデリケートなので無理やりクシを通すのはNG

 

②乳化

ヘアカラー 乳化
シャワーでカラー剤を流す前に必ず『乳化』を行いましょう。
カラー放置後の頭にぬるま湯をかけてカラー剤がクリーム状になるまで髪と頭皮を揉みこみます。
この作業をしっかり行うことで染まりムラがなくなりカラーの色持ちもよくなります。
美容室では必ず行う工程です。

 

③カラー専用ケア剤を使う

ヘアカラー パーマ ZEROカラーケアフォーム
乳化をしてよくすすいだ後はシャンプーの前にカラー専用の後処理ケアをしましょう。
ヘアカラー後の髪にはアルカリや過酸化水素など、髪と頭皮によくない物質が残っています。
そのままにしてしまうと逆にカラーの退色を早めたり白髪を増やす原因にも、、、
余分な薬剤が残らないようにしっかりとアフターケアをすることが大切です。
こういったアイテムは美容室では使っていてもドラッグストアでは売っていないので、『アルカリ除去』や『過酸化水素除去』で調べてネットで探してみてくださいね。
『ヘマチン』が配合されている製品はアルカリ除去やカラーの発色の効果があります。
(ヘマチンについて詳しくはコチラ)
『カタラーゼ』という成分には過酸化水素を分解する効果がありますのでこれらの成分が含まれているものが効果的です。

 
 
 

オススメはZEROカラーケアフォーム


ZEROカラーケアフォームにはヘアカラーを鮮やかに染め上げ、ホームカラーでもダメージを減らす効果があります。
普段から自宅で染めている人も、いつも美容室で染めている方も、カラーをしている人なら全員に使ってもらいたいケアアイテムです。
ヘマチンとカタラーゼを配合しているので、ヘアカラーのアフターケアにぴったり。
ヘアカラーのクオリティをグッとUPさせます。
これから自分で白髪染めをしようと思っている方はカラー剤とセットでご用意しておくことがオススメです!
ZEROカラーケアフォームはコチラ
 

ホームカラーでもムラのない仕上がりを

頭皮 顔 皮膚 保湿
いかがでしたか?
ここまで白髪が染まりにくい理由としっかり染めるための方法をご紹介しました。
白髪は染まりにくいのは、カラー剤のせいでも技術不足でもなく髪の性質が原因なんです。
このことを知っておくとご自宅でカラーをする時も少しは対処できるかと思います。
ホームカラーをする時にはぜひご紹介した方法を試してみてくださいね!

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