【意外な事実】白髪染めとおしゃれ染めはどっちが傷むの?

ヘアカラー, ヘアケア, 頭皮ケア

こんにちは。毛髪診断士 鈴木です。

ヘアカラーをしていますか? 私は毎月1回、必ず白髪染めをしています。
20代の頃は髪を明るくするブリーチやおしゃれ染めでしたが、今はとにかく白髪を隠す白髪染め。
そんなヘアカラーについて『おしゃれ染と白髪染めだとどちらが髪の負担が大きいの?』という質問を多くいただきます。
そこで今回はそれぞれの負担について解説していきます。

ヘアカラーをしている人、白髪染めに移行予定の人はぜひ最後まで読んでくださいね!

時間がない人のための動画解説

ぜひ最後まで読んでもらいたいのですが、動画でも解説しています。
こちらも合わせてご覧くださいね!

白髪染めとおしゃれ染めはどっちが傷む?

【動画で解説】白髪染めとおしゃれ染はどっちが傷むの?

 

白髪染めはおしゃれ染めよりも髪が傷む?

白髪染め おしゃれ染め
美容室やホームカラーで使うカラー剤。その中で一般的に使用されているのが、『酸化染毛剤』や『ヘアダイ』と呼ばれる『アルカリカラー』です。このアルカリカラーには大きく分けて、2種類あることをご存知ですか?

  • 黒髪を明るくしながら髪に色を乗せるおしゃれ染め(以下、ファッションカラー)
  • 白髪と黒髪の差をなくして自然な色に染める白髪染め(以下、グレイカラー)

 

エブリカラーデイズが独自に行ったアンケート調査によるとヘアカラーをしている女性は【30代では約8割がファッションカラー、40代になると一気に逆転して約8割がグレイカラー】をしているそうです。
ヘアカラーに関する調査はコチラ

どちらも同じアルカリカラーですが、実はこの2つを比べるとファッションカラーよりも、グレイカラーの方が髪や頭皮に対する負担が大きいという特徴があります。それぞれ目的が違うカラーですが、ここではグレイカラーの方が負担になってしまう理由をお伝えします。

 

白髪染めはカラー剤のパワーが強い

アルカリカラーにはファッションカラーとグレイカラーがあるとお伝えしましたが、この2つは髪を染めるにあたって大きな違いがあります。
それは一言で表すと、薬剤のパワーが違うということ。

ファッションカラーは黒髪を明るくしながら色を入れている

ファッションカラー 仕組み
もともと髪に色があるため、髪色のベースとなるブラウンの染料は少なめでも十分にヘアカラーの色を楽しむことができます。

 

グレイカラーは白髪にブラウンを濃く入れる

グレイカラー 仕組み
グレイカラーも同じように黒髪を明るくして、白髪と黒髪の差を少なくしてから髪に色を入れます。ですが『白髪に色をいれる』ためにはブラウンの染料が大量に必要になります。白髪をきっちりと染めるためにはファッションカラーよりもカラー剤の力が強くなくてはいけません。
ここで何が問題なのかというと、これらのカラーの1剤に含まれる染料は主に『ジアミン』というアレルギー性物質を含む染料だということ。

白髪染め おしゃれ染め 違い
グレイカラーの薬剤はファッションカラーに比べてジアミンの量が多いため、髪に色をつける力が強くなっています。また、染料をしっかりと発色させるためにはカラーの2剤である過酸化水素(活性酸素の一種)も濃度の高いものを使用します。過酸化水素は頭皮や髪の細胞を傷つけてしまうため、ここでもダメージの原因に…
以上のことからグレイカラーはファッションカラーよりも髪を染める力が強い分、髪に対する負担も大きいのです。

 

退色や頭皮のヒリヒリもグレイカラーの方が激しい

ヘアカラー 頭皮
グレイカラーは白髪と黒髪の差を少なくするために、黒髪を明るくする力が意外と強く作られています。

発色と脱色についてはコチラ

ヘアカラーをした後には、毎日のヘアケアで少しずつ退色していきますが、グレイカラーの後は思っていた以上に明るく退色してしまうことがあります。それはもともとの黒髪を大幅に明るくしているから。
白髪をキレイにムラなく染めるために『一度、黒髪を明るくしてから色を乗せる』ということをしているからです。また、カラー後に頭皮がヒリヒリすると感じる人も多くいます。白髪を染めるなら根元からしっかり染めたいものですよね。そのような理由からカラー剤を地肌までたっぷり塗ってしまいがち。そのため、カラー剤に含まれる『ジアミン』や『過酸化水素』、『アルカリ』が頭皮に刺激を与えてしまいます。他にもこれらの成分は頭皮をバリアしている皮脂膜を全て取り去ってしまうため、頭皮が乾燥して、敏感な状態にしてしまうのです。

 

白髪染めは意外とダメージしている

以上のことから同じアルカリカラーでも ファッションカラーよりも、グレイカラーの方が髪に対する負担が大きいと言えます。

  • グレイカラーをしてもすぐに明るくなってしまう
  • 髪がパサパサして絡んでしまう
  • 頭皮がヒリヒリする

ファッションカラーからグレイカラーにしたときにこんなお悩みが出てきていたら、それはカラー剤の力が強くなったからかもしれません。美容室でカラーをする場合には美容師さんに相談をしましょう。

  • 地肌につけないカラー塗布
  • 白髪を目立たなくするデザインで染める
  • 適切な処理をする

様々な方法で頭皮や髪への負担を軽減させながらヘアカラーをしてくれますよ。

 

ホームカラーの場合、アフターケアがとても大切

ホームカラーアフターケア
ご自宅でヘアカラーをする場合にはこのような技術的なケアは難しいですよね。

失敗しないホームカラーの方法はコチラ

ヘアカラーをした後のダメージを取り除くようなホームケア製品を使用することがオススメです。ヘアカラー専用のシャンプーやトリートメントを使用し、頭皮と髪に対するケアを十分に行いましょう。カラー後の頭皮は、アルカリや過酸化水素によって頭皮のバリアがなくなりとても乾燥しやすくなっています。そのままにしておくと頭皮が刺激を感じやすくヒリヒリしてしまいます。
ヘアカラー後に残ってしまうアルカリや過酸化水素を除去しながら保湿もしっかり行えるアイテムを選んで使ってみてくださいね!
オススメのカラーケア商品もこちらでご紹介していますので、使ってみてください!

【頭皮ストレスを軽減】ZEROカラーケアフォーム

頭皮の環境を整えるなら

【頭皮と顔の美容液】 エッセンスローションZERO

関連記事一覧