白髪染めによる髪と頭皮への影響と正しいアフターケア

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白髪染めのリスクを知って正しいアフターケアで髪の健康を守る

白髪染め 後処理

年齢を重ね、多くの人が気にしている白髪。染めている人も多いですよね!実は40代以上の女性では白髪を染めている人は8割を超えています。
せっかく染めるなら、頭皮や髪の負担を抑え、長くキレイに保ちたいですよね!
そこで今回は白髪染めが与える髪や頭皮への影響、白髪が増える原因と噂の真偽、そして白髪染めの後におすすめのアフターケアについて解説します。今、白髪染めをしている人はぜひ最後までご覧ください。


白髪染めが髪と頭皮に与える影響

白髪染め 頭皮 髪 影響

白髪染めが髪や頭皮にダメージを起こすことは今や周知の事実。でも『ダメージするのはしかたない』と諦めるのはすごくもったいないこと。髪を痛めてしまう白髪染めでも、その原因と対策を知っておけば、艶のある美しい状態を長くキープできます。美容室やご自宅で髪を染めた後も、ダメージ原因を減らしていくは可能です。なので、これからカラー剤が髪と頭皮をダメージさせてしまう理由を解説します。とっても面白くない話ですけど読んでくださいね!

アルカリ剤とキューティクルへの影響

アルカリ剤 ヘアカラー

まずヘアカラーの薬剤の中にはアルカリ剤というものが含まれています。
髪の内部に染料を浸透させるためには、髪の表面にある「キューティクル(毛小皮)」という鱗状の層を開く必要があるのですが、髪の毛は普段、弱酸性の状態で安定してキューティクルはピッタリと閉じています。そこでアルカリ剤(アンモニアやMEAなど)を使うことで、髪がアルカリ性に傾くのでキューティクルがこじ開けられ、染料が内部に入りやすくなります。そうやって髪を染めているんですね。
でも、アルカリ性に傾いた髪はキューティクルが剥がれやすく、またpHバランスが乱れると髪が乾燥したり、もろくなったりする原因になります。 キューティクルが傷つくと、髪の保湿力が低下し、ツヤなくなってしまいます。

過酸化水素による損傷

ヘアカラー 過酸化水素

もうひとつ、白髪染めに使用される過酸化水素(H₂O₂)も髪と頭皮を傷めてしまう原因です。過酸化水素は漂白剤に使われるくらい強力な酸化作用があり、カラー剤(酸化染毛剤)を発色させる作用があります。そして!同時に頭皮細胞も酸化させてしまうため、髪の毛を作る毛母細胞を老化させてしまいます。このような酸化ストレスは髪の成長サイクルを乱し、健康な髪の成長を阻害する原因となります。ヘアカラーで髪や頭皮に触れる過酸化水素のケアには細心の注意が必要です。

化学反応によるタンパク質の変性

ヘアカラー たんぱく変性

アルカリ剤や過酸化水素が髪に浸透すると、髪の内部にあるタンパク質(ケラチン)が変質します。ケラチンが劣化すると髪の柔軟性や強度が失われ、髪が水分を保てなくなるので、硬くツヤのない状態になります。また髪の耐久性を低下させ、切れ毛や枝毛の原因にもなります。


白髪染めが白髪を増やすのか?噂と真実

白髪染めが白髪を増やす

『白髪を頻繁に行うと白髪が多くなる』という噂を聞いたことがある人も多いはず! これ、どう思いますか?

白髪の原因は遺伝と老化
白髪 原因 加齢 遺伝

結論から言います! 白髪染めと白髪は直接の関係はありません。
白髪の原因は基本的に遺伝や加齢によるもので、髪にメラニン色素を生成するメラノサイトという細胞の働きが弱まることで起こります。 加齢に伴い、メラノサイトの活性が低下し、メラニンが生成されなくなるため、髪に色が着かずに白髪となります。これは白髪染めとは無関係であり、直接的な影響を受けることはないと考えられています。

白髪染めが白髪に影響を与える可能性

白髪染め 頭皮ダメージ

ただし、白髪染めを行うと、頭皮がダメージを受けることも事実。白髪染めを頻繁にすることで頭皮環境が変化し、健康な髪の成長が阻害される可能性があります。また、頻繁なカラーリングによって毛根に負担がかかると、髪の成長サイクルが乱れることも考えられますので、白髪染めがが白髪を増やしてしまう可能性は充分に考えられます。
つまり『白髪染めが直接白髪を増やすことはないが、頭皮にダメージを与えることは事実のため白髪の原因となる可能性はある』と言えます。


白髪染め後のアフターケアの重要性

白髪染め アフターケア

ではどうしたらいいのか!それは白髪染め後のアフターケアをしっかり行うことが重要です。たとえ頻繁に白髪染めをしたとしても、カラー剤が頭皮と髪にダメージを与えないようにケアをしてあげればいいのです。カラー後の適切な処理は頭皮の健康を守り、カラーの持続性を高めるために必要です。ここでは、具体的なケア方法とその理由について詳しく解説します。

1.アルカリ除去

ヘアカラーアルカリ

カラー直後の髪はアルカリ性に傾いています。そのままではキューティクルが開きっぱなしになり、乾燥やダメージが進行してしまいます。そのため、染髪後には弱酸性のシャンプーやトリートメントを使用し、髪の毛のpHを安定させることが大切です。pHバランスが整うことでキューティクルは引き締まり、頭皮のバリアも正常に機能します。髪はpH4.5〜5.5程度の弱酸性が理想とされ、この範囲に戻ることで髪の水分を保つことができ、頭皮も外部からの刺激に強くなります。

2. 過酸化水素の除去

白髪染め 過酸化水素除去

白髪染め後に髪に残る過酸化水素は酸化ダメージの原因になるため、これをしっかり除去することも大切です。
具体的な方法:抗酸化成分を含むシャンプーやトリートメント、またシャンプー後の頭皮にも化粧水をを使うことで過酸化水素からのダメージを防ぐことができます。SODやフラーレンなど抗酸化力の高い成分が配合されたアイテムを使用することで、酸化ストレスを軽減できます。

3. 保湿ケアとタンパク質補給

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白髪染めで傷んだ髪は、乾燥しやすく、タンパク質が劣化しているため、保湿とタンパク質補給、両方のケアが必要です。 コラーゲンやケラチンなどのタンパク質や、ヒアルロン酸、ペリセア、リピジュアなど高保湿成分を含むトリートメントを使うことで、髪の柔軟性を回復させ、健康な髪をキープすることができます。


白髪染め後におすすめのアフターケア製品:ゼロカラーケアフォーム

白髪染め後のケアにおすすめなのが「ゼロカラーケアフォーム」です。 この製品には、アルカリと過酸化水素の除去をサポートする成分が含まれており、髪と頭皮にとって余分なモノを取り去るマイナスケアをする効果があります。

ZEROカラーケアフォームの主な特長

ゼロカラーケアフォーム アルカリ除去

  • アルカリと過酸化水素の除去:ヘアカラー後に髪に残ったアルカリ成分や過酸化水素をきれいに洗い流し、ダメージを軽減します。
  • キューティクル保護効果:pHバランスを整え、キューティクルを引き締めることで、髪の保湿力と艶をサポートします。
  • 抗酸化成分:ヘマチンやSOD、ペリセア・リピジュアなど酸化ストレスの軽減や保湿に効果的な成分がたっぷり含まれ、カラー後の髪と頭皮を健康な状態へ戻す働きをします。

ヘアカラー・白髪染めをしたあとは必ず使ってくださいね!

【ヘアカラーのストレスから解放】ZEROカラーケアフォーム


まとめ:白髪染めとアフターケアで健康な髪を守る方法

白髪染めは日常のおしゃれに欠かせない存在ですが、正しいケアをしないと、髪や頭皮にダメージを受ける可能性があります。 白髪染めには白髪染めに適したケアをして健康な髪を保ってくださいね!白髪染めを上手に活用し、健やかな髪を育むためにも、今回ご紹介したポイントを実践してみてくださいね。

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